ピットナウアー Falstaff誌ワインメーカー・オヴ・ザ・イヤー 2014に! 後篇

<<前回はご近所の畑報告でした

 

それでは受賞記事〆の部分です。

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ピットナウアー Falstaff誌ワインメーカー・オヴ・ザ・イヤー 2014に! 中篇

<<前回はブログ中断のお詫びとリハビリ開始のお知らせでした

 

ところで、復帰早々朝日新聞並に2つの謝罪が。

 

まず小さな方から:昨日のブログで朝7時前の気温は1度、と書きましたが、色々なワイナリーと話をしていたら”6度”の可能性高し。大メモリひとつ読み違えていたかも:)

 

そして致命的ガセネタについての大きな謝罪。

 

Uwe Schieferウヴェ・シーファーのSzaparyサパリ畑が2012年から名実ともに彼のトップキュヴェとなり、価格の上でもReihburgを逆転した――と私は6月28日のブログに書きました。

しかしリリース価格は実際には逆転せず。

 

畑のポテンシャルとしてなんと言ってもSzaparyが抜きん出ていること、既にその個性を十全表現し始めていることに変わりはありませんが、平均樹齢の大きな差は、やはり価格上も、リリース時期上も、まだまだ並ぶところまでは時間がかかる模様です。バレルサンプルテイスティング時の聞き書き情報と当日のスピーチ内容からの報告でしたが、誤解&誤報について深くお詫び申し上げます。

 

では、気を取り直して、ピットナウアー受賞記事抄訳の中盤、お家芸のStラウレント種についての部分をどうぞ!

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ピットナウアー Falstaff誌ワインメーカー・オヴ・ザ・イヤー 2014に! 中篇、のその前に!

<<前回はFalstaff誌ワインメーカー・オヴ・ザ・イヤーにピットナウアーが輝いた、その受賞特集記事の前半部分をお伝えしました。

 

…ってさぁ、それ100年前(はオーバーだけれど)既に2か月近く前の話じゃないの?

「viologueは終わっちゃったんじゃないか」って巷では噂されてたりして…。

 

読者の皆様、サボリにサボって済みません。

 

実は予定が延びて22日まで日本に居たのですが、その間”小さな病”のオンパレード。2か月に満たない滞在期間中になんと3度のギックリ腰&背中に見舞われ、アラフィフならではの更年期、婦人科系の不具合も満載。おまけに帰国直前には、しっかりトレンドに乗って? 虫刺されが原因の感染症で右足がくるぶしを中心に指先から足首、脛の裏側まで腫れあがる、という怒涛の不調攻撃に晒され、病院やらクリニックやら鍼やら整体やらを訪ね歩く毎日…心身ともにダウン状態と相成りました。

 

公私にわたってこの間、イベントのキャンセルやら連絡が取りにくくなる等ご迷惑を掛けた皆さま、心からお詫び申し上げます。

 

体調がドドンと落ち込むところまで落ち込んだら、シンクロして精神的にも目一杯ジメジメし(逆か?)、胃に穴が開くほどイジイジくよくよ哲学的悩み:)の深みに嵌ってもおりました。ところが不思議なもので、ひとたび底を打ったら、なんだか変な喩えですが、開いた穴から久々に風が吹き抜けたかのような妙な心持ちに。

 

例によって何も先の見通しもないままオーストリアに戻ってみれば、アルプスの東端、高原温泉保養地バーデンの空気はカラっと清く爽やか。抜けるような青空とヨーロッパならではの低い雲のコントラストも鮮やかな快晴。居るだけで心に張りが出てくるような気持ちの良い一日でした。

でも朝7時前の気温はなんと1度!!! ぶるっ…

 

勿論既に収穫は始まっています。

今年はブルゴーニュとは対照的に、オーストリア、特にニーダーエスタライヒの白は一般的に豊作(ウィーンの大人気区画ヌースベアクは酷い雹害を受けましたが)

質についてどうこう言うのはまだ早過ぎますが、雨がやや多めの年で、夏が涼しかったことから、秋になってからの晴天と熟度の上昇を望みながらも、変に気温が上がると病害が増える…というジレンマに悩まされている生産者が多い模様です。

 

そんな収穫情報は白のリザーヴ、スマラクトクラスの収穫が始まるであろう10月半ば以降にまたお伝えするとし、明日は尻切れトンボになっていた、ピットナウアー受賞記事の中半、ワインのアソートと、彼のスペシャリテ品種であるザンクト・ラウレントについての部分の抄訳から、リハビリ・スタートとさせていただきます:)。

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ピットナウアー Falstaff誌ワインメーカー・オヴ・ザ・イヤー 2014に! 中篇

<<前回は受賞記事のさわりをお伝えしました。

 

今日は本文抄訳の前半、ピットナウアーの哲学&実践をご紹介します。

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2011年は柔和さが魅力の、若く飲んで美味しい年

実は月曜にシノワで行われたお食事会報告をしようと思っていたのですが、アップ直前に2度文章が忽然と消える、という事態に直面し、やる気を失ったプリンセス。

 

そんな訳で発見だけを箇条書きで書き留めておきます。ヴィンテージ表記のないワインは全て2011年です。

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ピットナウアーちょこっと訪問…超多忙中を有難うございました!

今、オーストリアのブドウ畑は爆発中 : ) 大変なことになっています!

 

…というのも、今年は春が寒く、発芽は3週間ほど遅れていたのです。ところが4月下旬から5月中旬にかけて気温が急上昇。しかも結構雨が多く、ブドウはスクスクを通り越して驚異的な早さで成長。この1か月の間にほとんど成長の遅れを取り戻してしまいました!

生産者に電話をし、「畑の調子はどう?」と尋ねると、皆判を押したように「exploding!!!

という答えを返して来るのです : )。こういう、ブドウが爆発的に育っている状態というのは、…つまりとにかく何でも育ちまくるので、不必要な枝もどんどん出て来る、ということ。せっかく剪定で収量コントロールをしたのに、長梢より下から副梢は出るし、新芽から伸ばした結果枝にひとつの房がつけばいいのに、主要枝から副枝は出てくるは、ひとつの枝に3,4、5つも6つも房の元がついてしまうは…。

これをそのまま放置すると、最終的にブドウの熟度や凝縮度が不足する、ということもありますが、それ以前の問題として、枝葉がみっしりと密集してしまうため、病気を呼ぶ温床を作っているようなもの

 

ですから、開花前のこの時期にブドウの成長が促進される要素が重なると、除葉だの、誘引だの、グリーン・ハーヴェストだの…そうした立派な名前のついた作業の前に、不要な副枝をせっせ、せっせと落とす作業(作業の名称を問えばputzen=掃除、という答えが返って来ました : )が山のように発生する訳です。

 

そんな作業山積みの真最中にプリンセスの訪問をOKしてくれたのは、Gerhardゲアアルト&BrigitteブリギッテのPittnauerピットナウアー夫妻。プリンセスとしてはちょっと込み入った用件だったので、電話でなく直接会ってお話しがしたかっただけなのです。しかもウィーン中央駅から最寄り駅ゴルスまでは、直通電車に乗ってしまえば、キッカリ1時間の距離。軽い気持ちで訪問を打診してしまいました。

 

ところが、訪ねてみれば、ゲアハルトは本当に目が真っ赤で「疲労困憊の上にまだまだ今日、陽の高いうちにやっておきたい作業に追われているのに、私のために畑からわざわざ戻って来てくれた」という状況が一目見て痛いほど伝わって来ます。畑のお掃除作業の過酷さを見誤っていたことを、プリンセスは今更ながら痛感。それなのにブリギッテはいつものように抜群のお味の自家製ザルツシュタンゲアルを訪問時間に合わせて焼いてくれました。…ああ、つくづく恐縮…。

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ハイディのBAはバイク便に乗って… ワイン・ディナー@サンパ

47日、サンパでのワイン・ディナーは、日曜の夜、ちょっと早めの時間から始まりました。

サービスを仕切る飯岡さんはシノワ・チルドレンの一人で、オーストリアは普段からよく使ってくれているそう。お客様の数集めにイマイチ自信のないプリンセスに「岩城さんの知名度だったらすぐに集まりますよ(え? プリンセスって、オーストリアワインって知名度あるんでしょうか???)」とも言っていただき、大船に乗った積りで開始1時間前くらいにお店に入り、早速プロジェクタのセッティングやらワインの確認やら…。

 

…嵐の前の静けさ…

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帰国時イベント@西麻布プロヴィナージュで全て終了!

2月27日のヴォルテックス社の試飲会を皮切りに、Foodex、大阪、名古屋、東京と続いたイベントは、昨日4月10日の西麻布プロヴィナージュでの当サイトのローンチ・パーティー&深夜のミニ業界試飲会を最後に、全て無事(…と言うには余りに様々なハプニング続きながら)終了しました。

その間、オーストリアワインを挟んでお目にかかった方の数は、おそらく4桁に近いでしょう。

お出掛け下さった皆さん、本当に有難うございました!

 

さてそのwww.vinologue.jpのローンチ・イベントは、ガランとせず、すし詰めにならず、の絶妙の人数。実はこの企画、8,000円でお食事つき飲み放題、という乱暴な催しとしては信じられない、例えばRudi Pichlerルーディ・ピヒラー Riesling AchleitenアハライテンやらHiedlerヒードラーのGV MaximumやRiesling Giasbergガイスベアク, Proidlプロイドゥル Riesling Pellingenペリンゲン, Stadt Kremsシュタット・クレムスのGV Weinzierlbergヴァインツィアルベアク…といったトップ・キュヴぇやらエアステ・ラーゲン、更に同Riesling Grillenpartzグリレンパルツの06、Schloss Gobelsburgシュロス・ゴーベルスブルクのGV Rennerレンナー 06など日本ではなかなか味わうことのできない、しっかり熟成したワインまで混ざっていた、という夢のようなワイン会。

 

では、いつもながら美味しいお料理とスマートなサービスを提供してくれたprovinageの田中さん&斎藤シェフ、厨房スタッフ、そしてご参加いただいた皆さんへの感謝の気持ちを込めて、7時からの愛好家の部、11時からの業界の部、併せて盛り上がる様子をご覧ください! 

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ピットナウアー訪問記 エピローグ ゲアハルトの見出したテロワール

先月27日の晩から発症したインフルエンザもようやく平熱に落ち着き、後は咳と気管支炎が収まってくれるのを待つのみ。…怒涛のイベントラッシュにはギリギリセーフとなりますように。

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ピットナウアー訪問記 その3 スルスルっと入って、もう一杯!

ワイナリーは10~15年前に建設ラッシュだった、所謂超モダンな造り。ピットナウアーの場合、ガラスを多用したサンルームのように明るく見晴のいいテイスティング・ルームは、白と蛍光黄緑の壁にポップなエティケットがとてもしっくり溶け込んで、ウキウキするような心地よい気で満たされています。

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ピットナウアー訪問記 その2 ゴルスにワイナリーが集積する訳は?

ピットナウアーのあるノイジードラーゼーという生産地は、墺ワインオタクを自認するプリンセスにとってすら、最もその個性を捕まえ難い産地です。

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ピットナウアー訪問記 その1 ゴルスへ

プリンセス、オーストリアワインを日本にご紹介する立場になって、今年で9年目になります。
思い返せば結構な数のワイナリーを日本市場に橋渡しして来ました。
そんな中、おそらくワイナリーを訪れてから最短速度&最少インフォメーションで日本のパートナーを見つけることができたのが、このPittnauerピットナウアーです。

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ムアー・ファン・デア・ニーポート、ピットナウアー、プリーラー  ミニ・テイスティング

昨日はシノワ銀座店を開店前にお借りし、Muhr van der Niepoortムアー・ファン・デア・ニーポート, Pittnauerピットナウアー、 Prielerプリーラーという、これから日本に是非根付いて欲しい、赤を得意とする造り手を3つ並べてテイスティング。

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