鮓ネタ傾向別ベストパートナーを探そう@銀座壮石 その2

シャブリ (Chiblisienne)vs ゲミシュター・サッツ(Mayer am Pfarrplatz)の意外な展開のお話でした。

 

まず、同系列と思っていた2種のワインが、思っていたほど「似ていない」ことに改めてビックリ。カリカリしたミネラルは圧倒的にゲミシュター・サッツの方が多い。一方のシャブリは、ミネラル感より柑橘系の風味が豊か。因みにこのシャブリ、酒販問屋Iさんに「一番よく出る」ワインをリクエストしました。うーむ、とにかくこの柑橘風味はシャブリに限らず受けがいいらしい…。

余談ながら、グリューナーでもやたらこの香りの強いワインが日本のプロには人気で、プリンセスは愕然としたことがあります。え? 何故愕然とするんですか、って? …この柑橘風味は、テロワール由来でも、おそらくブドウ品種由来ですらない、醸造過程で生成された第二アロマ(酵母や低い発酵温度で強調される香り)のはず…、だからです。

シャキっとしたミネラル感と、何より「その土地らしさ」を愛するプリンセスとしては、圧倒的にワイン単体としてはゲミシュター・サッツの方が好みでした。

ところがサヨリと鯛を食してみれば、どちらの白身もプリンセスの注文通り実に繊細で口当たりも滑らかシャブリの緻密で滑らかなテクスチャーがぴったりと寄り添います。対するゲミシュター・サッツのミネラルは思ったより「ワイルド」で、カリカリのミネラル感はテクスチャー的に上品な刺身とはいまいちシックリ来ません。

これは驚きでした!

ゲミシュター・サッツは粗塩を振っただけで焼いた川魚や地鶏などと豪快に飲み食いした方がいいワインだと、この時心底から納得しました。そう言えばウィーンっ子ってホイリゲでガッツリ食べてるもんなぁ…。

ただし、ゲミシュター・サッツというのは面白いワインで、ベーシックな方からWiener Gemischter SatzNussbuerg(グロースラーゲ)→単一畑、と格を上げれば上げるほど、重量感より軽やかさが増すのが本来の姿。次回繊細なネタに合わせる際には、日本上陸間もないHajszan Neumannハイシャン・ノイマンの、未輸入の北西向き単一畑Weissleitenヴァイスライテンを合わせてみよう、などと妄想を膨らませるプリンセスでありました: )。

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やっぱりゲミシュター・サッツは軽やかでなくっちゃ!

久々に都ウィーンに上って参りました。

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