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ヒードラー訪問記――それぞれの自然派 その3.不健康なビオ : ) の実例お見せします

<<前回 その2はヒードラーの目に見えない技の数々についてでした

 

シェンケンビヒルとシュタインハウスの畑を見学し、坂を下りてランゲンロイスの町も近づいた辺り、最後の方の緩斜面の畑を横切ったときのこと。


Ludwig 「見えるかい? 葉っぱが黄色や茶色になっていたり、枯れているのも多いだろう? 僕の畑じゃないんだけれど、あそこはビオなんだ。ビオは頻繁にボルドー液を撒かなくてはならないからね。で、硫酸銅が太陽光で熱せられるとああいう風に火傷状態になるのさ。」

Yukari「ちょっと近くで見ていい?」と車を降りる。

近寄ってみればピノ・ブランのようだけれど、異様に房も実も小さく、しかも未熟な青色を残している。食べてみれば、色から想像されるほど酸っぱくはないものの、先につまみ食いしたシェンケンビヒルのGVには遠く及びもつかぬ糖度と香味の乏しさ…。

L「はは、昨日今日の強烈な日光ででなんとか糖度は上がったね。つい数日前まで全く酸っぱいだけだったんだけど。」

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ヒードラー訪問記――それぞれの自然派 その2.日に晒される房と陰になる房

<<前回 その1では実の中心部の温度が高くなると収穫を止めるお話しでした

 

本日のお題は畑巡り。


それにしても、ルードヴィック・ヒードラーほど楽しそうに畑を見せてくれる人もそうない。

土の様子、ブドウの生態、周囲に生える草花、飛び交う虫…頬をなでる風から忍び寄る雨雲…何から何まで、とにかく心底ブドウ畑とそれを取り巻く自然と触れ合うのが楽しくてたまらない、という様子で、子供の頃からの遊び場であった畑で、その長く親密な時の蓄積&抜きん出た好奇心と観察眼から得られた独自の見解やら栽培テクニックやら、を次々と披露してくれます。

 

「ゆかり、畑を見たいなら丸一日時間をとってくれないと」「ああ、こうやって畑に長居してると、またマリアに叱られちゃうね」…なんて調子で、いつも30分とか1時間の予定で畑に出るのですが、気が付くと2時間以上経っている、なんてことがザラにありました。

 

さて、この日は一昨年新たに購入した60年近い樹齢のグリューナーの畑"シェンケンビヒル"を「ちょっと見る」だけの予定でルードヴィックに同行。この間のエアステ・ラーゲン・プレゼンテーションでも光っていたグリューナ-の畑です!

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ヒードラー――それぞれの自然派 その1.  実の中心温度を考慮して収穫

<<前回はウヴェ・シーファーの収穫お手伝い募集告知でした

 

そういう訳で今オーストリアでは全土的に収穫が行われています。

収穫期には何かと様々な案件が重なり、アップが追いついていませんが、収穫の本格化する直前、18日の金曜にヒードラーをカンプタールはランゲンロイスの町外れまで訪れて来ましたので、今日はそのご報告。

 

そう、あの雨の多かった2014年に取り分けいい仕事をしていたと睨んだヒードラーです!

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厳しい年にいい仕事をしたのは誰? エアステ・ラーゲン・プレゼンテーション その2 カンプタール編

<<前回はエアステ・ラーゲン・プレゼンテーションのさわりでした

 

で、カンプタール、クレムスタール、トライゼンタール、ヴァーグラム、と順に62のエアステ・ラーゲンの畑(正確にはいくつかワインの出ていない畑もあったので、60弱だったと思いますが)の、様々な生産者のワインを黙々とテイスティングして行きました。

膨大な数なので、「目立って良かった、印象に残った」か、「この年の」「各畑の」或は「生産者の」個性が良くでている、か、逆に「この年にどうして?」と感じたものに絞ってお伝えします。(畑名はワインがグリューナーの場合緑リースリングは青で太字表示。☆印は特に素晴しかったワイン)

 

前提として、全国的に日照が足りず雨の多かった2014年ですが、その中でカンプタールは周辺に比べて多少晴天も多く、完熟したワインを造るチャンスは、他産地より若干多く与えられていました。

 

最初のワインはユルチッチのデシャント。レモニーで酸がピンと張り詰め、いい意味でいかにも2014年の味わい。ユルチッチはこれが一番いい出来だったかも。

 

暑く乾いた年でもいい汁気を出すガイスベアクのリースリングは、逆に温度のしっかり上がらなかったこの年にはちょっと線が細いか…。シュトラース側のガイスベアクでは☆ビアギット・アイヒンガーが焦点の合ったミネラルを感じさせてくれた。レンナーはガイスベアク同様冷たくやや平板な印象。

南西向きにレスが深く吹き溜まったようなグループは、この年明らかに不調。

 

16のワインがずらっと並んだハイリゲンシュタインの中で光っていたのは、アイヒンガー(コク、余韻の長さ)、ヒードラー(蜜のニュアンス)、☆ヒルシュ(テンション)。☆シュロース・ゴーベルスブルク(熟度、重量感、ストラクチャー)。

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帰国時イベント@西麻布プロヴィナージュで全て終了!

2月27日のヴォルテックス社の試飲会を皮切りに、Foodex、大阪、名古屋、東京と続いたイベントは、昨日4月10日の西麻布プロヴィナージュでの当サイトのローンチ・パーティー&深夜のミニ業界試飲会を最後に、全て無事(…と言うには余りに様々なハプニング続きながら)終了しました。

その間、オーストリアワインを挟んでお目にかかった方の数は、おそらく4桁に近いでしょう。

お出掛け下さった皆さん、本当に有難うございました!

 

さてそのwww.vinologue.jpのローンチ・イベントは、ガランとせず、すし詰めにならず、の絶妙の人数。実はこの企画、8,000円でお食事つき飲み放題、という乱暴な催しとしては信じられない、例えばRudi Pichlerルーディ・ピヒラー Riesling AchleitenアハライテンやらHiedlerヒードラーのGV MaximumやRiesling Giasbergガイスベアク, Proidlプロイドゥル Riesling Pellingenペリンゲン, Stadt Kremsシュタット・クレムスのGV Weinzierlbergヴァインツィアルベアク…といったトップ・キュヴぇやらエアステ・ラーゲン、更に同Riesling Grillenpartzグリレンパルツの06、Schloss Gobelsburgシュロス・ゴーベルスブルクのGV Rennerレンナー 06など日本ではなかなか味わうことのできない、しっかり熟成したワインまで混ざっていた、という夢のようなワイン会。

 

では、いつもながら美味しいお料理とスマートなサービスを提供してくれたprovinageの田中さん&斎藤シェフ、厨房スタッフ、そしてご参加いただいた皆さんへの感謝の気持ちを込めて、7時からの愛好家の部、11時からの業界の部、併せて盛り上がる様子をご覧ください! 

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試飲会&ワイン・ディナーラストスパート! 非売ワインも飲めます。

いやあ、今回はとにかくキモを冷やしました。
とっくの昔にオーストリアを出ているはずのワインがお城ワイナリーの倉庫に留まったままだったり、ワインは日本に入っているのに、通関作業に手間取りワインを留め置かれたままだったり…。

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ふくろうマークの "ヒードラー"  2011年収穫レポート その1

お城ワイナリーからの距離という意味では、何度かブログでご紹介したヒルシュに続いて、ふくろうのマークでお馴染みのヒードラーHiedlerが、有名どころとしてはご近所ワイナリー№.2的存在。

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さてこれは何をしてるところでしょう?

下の写真、何をしているところかわかりますか?

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